これが僕のHIVとの生き方

2013年8月にエイズを発症したHIV患者の闘病記です。日々の生活と素直な気持ちを綴っています。

2014年07月

"ロキソニン"と"ロキソプロフェン"

“先発薬”と”後発薬”

両者を身を持って考える機会があった。
処方された"ロキソプロフェン”を
母が見て僕に言ったのがきっかけだ。

『それ”ロキソニン”と比べると
効きが弱いからね』

母の一言を受け
自分の勘違いに気付いた。

後発薬は先発薬の改良されたものだと
僕は誤認識していた。
調べてみるとどうやら
後発薬とはジェネリック医薬品のようだ。

もう一つ肝心な誤認識がある。

ジェネリック医薬品が
先発品と完全一致ではない事実だ。
それを先日身を以て僕は知った。



「ジェネリック医薬品だろうが
目的に合えば良い。
”ロキソニン”の代役になれば結構」
僕はそう考えている。

疲れから頭痛がし出す。
頭痛がひどくなっていくと
体調不良になる。
帰宅後にベットに横になり動けなくなる。

午後の体調が持たなそうであれば
僕は昼に服薬するようにしている。
大事な午後の仕事に向けて
早めの舵切りが必要なのだ。



“1日目"

服薬初日は確かに効きが弱いものの
夕方まで持ちこたえ十分な効果であった。

“2日目”

服薬1時間後に頭がぼーっとし
軽い目眩がする。
地に足がつかない感覚であった。

“3日目”今日

先日の副作用?が気になり
あえて服薬をせず。
なんとか自力で体調を持ちこたえる。

“4日目”明日

体調が持たなそうな時
服薬せずに無理して頑張るか
服薬して体調を診るか
どうしようか。



昼過ぎに目眩がする時は今迄になかった。
恐らく"ロキソプロフェン”が原因だ。

どんな薬も体にとっては異物だ。
効能に対して、副作用がある。
服薬後に自分はどうなるか
掴めるまでは不安になる。

なんだかよくわらかないものを
目隠しして飲み込む気分である。

"ロキソプロフェン”を”ロキソニン”と
全く同じものとして服薬すると
今迄になかった薬の作用に戸惑ってしまう。

あくまで
”ロキソニン”は
”ロキソニン”。
"ロキソプロフェン”は
"ロキソプロフェン”だ。

これはこれ、それはそれとして
服薬をすべきかもしれない。
初めての薬として
慣れるまで時間が必要だ。

ジェネリックと言えども
完全一致で“="ではない。

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エイズの認識"2010年の場合"

「昨年報告されたエイズ患者469人。
エイズは発病前に発見すれば
今良い薬があるので発病しない」

えぇ〜

『エイズって治るんじゃないですか?』

“エイズは薬で発症を防げる”

「ただ発症すると厄介だから
だから早めに検査して
発病前だったら命を落としませんから。
ただ便秘とか副作用が
色々とありますけどね」



YouTubeを何気に見ていたら
2010年のHIV関連の動画を見つけた。

HIVに関する専門的な動画ではなく
テレビ番組の一部の動画であった。
様々な話題の中でHIVの内容が出る。
3分程度だろうか。

ゴールデン時間の専門家達の発言としては
分野外とはいえども
あまりに貧そではないか。

カルチャーショックを受けた。

専門家の貧そな発言。
視聴者はそれが全てだと受け止める。
こんな不足した内容が全てになる社会の中で
僕達は生きているのだと。



感想を細かく今日は書かない。

患者になった現在だからこそ
この番組に対し書きたい内容は沢山ある。
だが長くなりそうだから書かないでおく。

2010年から4年も経った。
この4年で何か変わっただろうか?

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消化されない気持ち

HIVになるのは
そんなに罪なんだろうか?

懸命に治療して
体調と向き合いながら
一日を過ごす。

夕方以降は体力がすり減って
体がついていかない。

部屋で休息していても
“わがまま”の一言で済まされる。

自分のペースで生活するのは
はたから見ると自分勝手な行動だ。

僕にだって言い分はある。
その言い分の一から十の一も言えない。
言う行為が片道切符で
この病気の重みを一生背負わせるからだ。

それ故こそこそと隠れて通院をしている。
通院ってそういうものなのだろうか。
闘病ってこんなものなんだろうか。



人がどう思うのも大事だ。
だが自分がどう考えるかが
はるかに大事だと思う。

考えるべく考え
進むべく進んで来た。

何事も解釈一つだと考え
様々なものを解釈してきた。

1+1=2

頭の中では過不足なく計算される。
だが心はそうはいかない。

1+1=2余り…

どんなにうまく解釈してきても
消化されないものはなんだろうか。
何が苦しいのだろうか。



苦しさを感じるだけで
すべき事が溜まってくる。

手続き。
書類整理。
ノートの記帳。
闘病記録。

今日こそ残り時間で
やるべきものをやっていかないと。

苦しい苦しいとばかり
言ってられないな。

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通院と最終日、これまでとこれから

あの頃とこれから。

二ヶ月前。
半年前。
一年前。

状況はこんなに
変わるものなのだろうか。
自分でも驚くのだが
実際に変わってきたのだ。



今日は通院日。

五ヶ月間通ってきた病院は
今日で最後である。
来月は実際に新しい病院へ通う。

その為、今日の診察は
転院を踏まえた診察であった。

心の準備がまだできていない。
まだ不安が大きく気持ちの余裕がない。
肝心の担当医と担当看護師に
今迄のお礼をきちんと伝えられなかった。

カウンセラー
ソーシャルワーカー
歯科医師

それぞれの担当の方が
転院先の病院に引き継ぎをしてくれるようだ。
次の段階にバトンタッチとなる。

次の治療を考えると
最寄りに転院が望ましいとの
担当医師の言葉。

転院先の情報が記載された
担当看護師から受け取ったコピー。

これまでの経過を振り返った
カウンセラーとの時間。

経過観察が必要な部分を伝えられた
歯科医師からの説明。

必要な手続き内容を
ソーシャルワーカーから伝えられ
帰りのバスで今迄を考えるのだろうと
締めくくられた。

これからの治療の考え。
転院先への診察予約。
今迄の経過の振り返り。
経過観察が必要なもの。

移り変わる景色を眺めながら
バスの中で僕は考えた。

ひっそりと朝に家を出て
夜静かに家に帰ってくる。
朝日が上がってない時もあった。
暗い中歩いて帰ってくる時もあった。

今日も日が落ちた暗い道を
ひっそりと僕は帰って来た。
そんな通院も今日で終わり。

「そんなにこの病気を患うのが
罪なんだろうか?」



「"やり切った"」

僕は強く思う。
今の病院ですべきものは
全てやり切ったのではないだろうか。

仕事のある生活で考えて
入眠剤や頭痛薬を服用はするものの
体調をうまくコントロールして
健常者と同等に昼間は過ごしている。

よくよく考えると
二ヶ月前なんて仕事はしてなかったし
半年前なんて眠れずに日常生活に
支障をきたしていた。

これまでの経過を
ずっと以前のように感じてしまい
自分自身驚くのだ。

驚く程、自分の世界は大きく変わった。
変われる程、沢山の方の助けを頂いた。

今の病院ですべきものは
全てやり切った。

そう実感すると
一旦は終止符を打って
次の話を始めようとする行為は
正しい行為だと思える。

転院はどう転んでも
今の僕はすべきだ。
これが正しい。



一ヶ月先がどうなるかわからない。
半年先、一年先なんてなおさらだ。
現に一年前なんてAIDSを
まだ発症していなかったのだから。

これだけ沢山考えたところで
結局はまだ闘病して一年も経っていない。
世界が変わって反転してから
随分と時間が経ったように感じても
一年も経っていないのだ。

断片断片の物事は有り得ない。
徐々に変化して未来へ繋がる。

どんなに転院に不安を感じようとも
転院先で副作用に挫折しても
状況は変化して変わるものだ。

変える、変わる、変れる。

実測の時間の"1時間25分”

"1時間25分”

実測で計った転院先への片道の時間。
日曜の昼間に運転する道。
平日の朝であれば
もっと時間がかかるはずだ。

停めにくい独特の立体駐車場。
こちらも日曜で
これだけ停めにくければ
混み合った平日の朝の駐車場なんて
もっと停めにくいはずだ。

どれだけ時間がかかって
どの場所にあるか。
どういう道を通っていくか。

全てが明白になった。
不明瞭で曖昧だったものが。



なぜ今日はっきりとするのに
僕はこだわったかというと
明日が病院への最終日であり
一つのピリオドを打つからだ。

自分の中で締めくくりの
けじめをつけたかった。
気持ちの切り替えだ。

これから先はわからない。
転院先に通い続けるのか
転院を経て、再度転院をするのか。
どういう治療体制で
どう僕は自分を見つめるのか。

何も何もわからない。

自分の体なのに
それをどうしたいのかも
何もわからない。

治療なのに
自分が打ち出すべきなのに
不安でわからないものだらけだ。

それでも今回の転院は
僕の前への一歩には変わらず
これからの治療の過程である。

遠回りだったとしても
間違いだったとしても
僕はそうだと信じている。



勇気が出ないものばかりだ。
不安を感じる瞬間なんて沢山ある。
病気を患うとこんなに
生きにくくなるものだと常日頃考える。

大の大人が自分の体の中の事で
不安にかられ何も見いだせないのだから
僕はもっとしっかりしないと。

しっかり自分の足で立とうと
思ってはいるのだけれども。

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プロフィール

ぽけんた

1982年生まれ、九州在住、HIV患者。2013年8月15日に〈いきなりエイズ〉を発症。闘病の記録と正直な気持ちを綴っています。見て頂いた方のお役に立てれば良いです。

服薬
【抗ウイルス薬】
ゲンボイヤ
【その他】
レクサプロ・ベルソムラ・ロゼレム・オロパタジン・カロナール
〔2018年6月現在〕
検査数値 (CD4・RNA)

〈2018〉
450ぐらい・検出値以下 (2/7)
〈2016〉
450ぐらい・29(5/25)
〈2015〉
369・検出値以下(6/8)
〈2014〉
269?・32(4/7)
169・20(3/10)
121・20(2/10)
〈2013〉
110ぐらい・74(12/16)
97・? (11/25)
81・460 (10/7)
155・4000 (9/13)
30・430000 (9/5)
48・? (8/15)
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