これが僕のHIVとの生き方

2013年8月にエイズを発症したHIV患者の闘病記です。日々の生活と素直な気持ちを綴っています。

2014年09月

それは二次感染防止ではなく偏見だ

結局のところは個々の判断だ。
それぞれが何をどう考えるか。

ただ深堀りをして
返答した僕のコメントに
それ以上の僕の解釈はないと
僕自身が判断した。

その結果
失礼ながら今日はそのまま
記事にした。



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8. 樫本 かしきじゃないんだな



あなたのコメントの
いろんな方の意見を見ました。
わかりやすい方もいて
知らなかったこともありました。


そして無知は無知ですが
結局その病気にならなきゃ
そこまで詳しくならなくないか?
と思いました。

医療関係ならまだしも
一般人が数値言われてもわかりません。
薬で押さえて?いるとどうなるかより
うつったら人生が終わるのではないか?
という疑いはやっぱり消えません。


本来ならもっと知識をつけて
意見を述べるべきなんですね。
みなさんのコメントをみて思いました。
エイズやHIVになってもないのに
なぜそこまで知ろうと
思えるんでしょう?

私はせいぜいWikipediaをさーと見て
嫌気がさしてしまいました。


あと、気になったのが、
うちの夫婦関係の信用について。
これにこだわりを感じたので言いますね。
気のせいならすみませんけど。


信用、してませんよ。
はっきり言って
信じているのは証拠があるから。
ケルベロス?とかいうのとか、GPSとか
そういうちゃんとした証拠が
あるから信じてるだけです。


言い方が悪かったですね。


どこまでこういう場所で
話していいのかわかりませんが
ただもう、つけないことはしないのは
信用できます。
これは本当に本人の信用です。


んー、あとなんでしたっけね。
読み返すの面倒くさいからだーーと
書いてますが
質問見返すのも面倒くさいので
またそのうち来ますね。



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9. ぽけんた



@樫本さん



ネチケットをわきまえるべきです。
合わせて"人殺し"という解釈は
間違っていると異議を申します。



あなたは目の前の知識で
安易な見解により
"人殺し"という発言をした後
面倒臭いと今後この事を
忘れるのでしょう。

しかし、僕はあなたから
"人殺し"と言われた経験を今後も
一つの経験とずっと思い出すのですよ。

"人殺し"という解釈は
間違っているのではないでしょうか。

告知の問題と
二次感染防止の問題は別であり
告知しないという選択が
二次感染防止をおろそかにする
行為に直結しないからです。




僕が再度"人殺し"が間違っていると
唱えたところで、それでもなお
あなたはHIV患者が
家族へ告知をせず同居している状況を
”人殺し”なのだと
主張なさるのかもしれません。

しかし

"結局のところその病気にならないなら
詳しくならなくないか?”

と思うのであれば
詳しくならない人がどう的確な
二次感染防止策をとれるのか
僕は疑問です。

例え告知したところで
あなたの解釈を参考にすると
それこそ意味あるのですか?
知識のない方が
誤った二次感染防止策をとる行為が
そんなに大事なのでしょうか?


”人殺し”


と叫ぶほど重要なのでしょうか?



本人が正しく二次感染を防止していく。
それが最もで的確な二次感染の防止です。

あなたがコメント欄に
書き込んできた内容は
二次感染に関する見解でもなんでもなく
私達HIV患者への偏見を
書き込んだに過ぎません。
残念です。

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下腹部の違和感

下腹部に違和感がある。

鈍痛があるというか
痛みというよりも
違和感に近い。

下腹部の掻き痕を
今日見てみると
水泡?みたいになっていた。

帯状疱疹が出て来たのか?
この感じとこの痛みは
疱疹ぽいけども。

先週少し無理をし過ぎたか。
なかなか体調が
うまくいかないものだ。

自分ではまだ大丈夫だと思っても
体がついてこない。

服薬でコントロールするのは
自分が考える以上に
体に負担がかかっているのだろうな。

現に夕方以降は
一旦体調が悪くなり
夕飯を摂る前に
休憩を入れるようにしている。

目の前の体調不良に
対処していくしかないか。

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3時から4時の一時間の

「“幸せ"って何ですか?」

自分の幸せって何ですか?
相手の場合はどうですか?
究極の選択でどう掴めば良いですか?
考える時間も余裕もなかったら?

大きいものを犠牲にして
”幸せ”を掴んで行けるのでしょうか?

それでも掴ませて
いきたいからこそ
私達家族は悩んで
進んで行くのだと思います。



日曜の3時から4時の時間。

昼間の強い日差しが
段々と角が取れてきて
丸い夕方の日差しに変わる時間だ。

この一時間が一週間の中で
最も哀愁を僕は感じるのだ。

休日の自分から
仕事の自分へ変わろうとする。

否が応でも
角の取れる日差しと
刻々と過ぎる時間に
明日からの仕事を考えざる得ない。
そして明日を迎え
仕事の自分に変わっていく。



『実感が湧かない』

夜に誰もいなくなった
リビングのテーブルで
母は僕に言った。

それは僕達も同じだと
僕は母に告げた。

考えて決断しなければならないが
事の大きさに
大き過ぎて受け止められず
今ひとつピンと来ない
というのが正直な感想である。

家族と話し合う機会が増えた。
ただ誰一人現状を正しく掴めず
内容が的を反れてしまう。

とりあえず足下にある石を
ただやみくもに投げ続ける
ようなものだろう。



AとBと二つの選択がある。

どちらも間違っており
どちらも正解である選択肢だ。

Aという選択肢を皆は考えている。
しかしBという選択肢を
僕は提示し続けている。

闘病を経験して
乗り越えて来たものがあるからこそ
提示する選択肢と考えだと思う。
”諦めと受け入れ”が大事だと
知っているからかもしれない。

だからこそAを選択し続けるのではなく
AとBを同じテーブルに置いて
当人にどちらからの究極の選択を
してもらう必要があるのではないか。

その先に”幸せ”があるのではないか。

誰かが何かしらの判断で
この選択肢を選ぶ時が来る。
いづれか…。



僕達は休日の昼間にまだいる。

明日を考えずに
昼間を過ごしていても

三時を過ぎて
角の取れた日差しに
明日を考えさせられて

誰もが摂るように
僕達家族も夕飯をとり

夜には明日の準備をして

朝を迎え
ベットから出て
朝食をとり
仕事へ向かう。

どんな状況でもどんな心境でも
明日を迎えるものは明日を迎える。

それが自然の道理で
当たり前の現実なのだ。

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黙っている患者は"人殺し'という考え

@樫木さん

”人殺し”という発言を
あなたに謝罪して頂きたいとは
考えておりません。

間違っているものは
間違っているとはっきりと
僕は述べているのです。

HIVという事実を告知しない行為は
選択の一つに過ぎず
二次感染防止を怠っているものでも
おろそかにする行為でもないからです。

二次感染防止という目的と
言うか言わないかという一経緯とは
全く質が違うのですよ。

正しい知識を貯え
二次感染防止をきちんと行えれば
言うか言わないかは
重要ではないと考えています。

こちら側の都合なのに
相手に告知し
一生の負担を背負わせ
相手に二次感染防止を行ってもらうのは
それはあまりに無責任ではないですか。



体を掻いた時に落ちた皮膚塊が
口に入ってHIVが二次感染するとか

僕の部屋に子供がこっそり入って
その時に足についた皮膚塊が
リビングで赤ちゃんがはいはいした時に
口に入って感染するとか

僕の部屋の飲みかけのペットボトルに
血液がついていて
子供が僕の部屋に入った時に
そのペットボトルを飲んで感染するとか

HIV患者が会話する時には
マスクをつけろとか

そんな浅ましい考えの方が
インターネットを通してでも
僕を“人殺し”呼ばわりするのは
疑問と違和感を僕は強く感じるのです。



可能性率を掲げるのですが
おっしゃる通り二次感染が起きる可能性は
0%ではないです。
どの場面でもどの感染症でも同じくです。

ただ可能性論でこちらも言わせて下さい。

ご主人様がでは何かしらの感染症に今現在
かかっている可能性はないと言えますか?

皮膚塊でHIVが感染する
ごくごくわずかなケースを掲げ
“人殺し"とまで呼ぶ割には

ご自身の家庭に場合になれば
ご主人は浮気をしないと信じていますと
急に精神論に切り変わるのは
矛盾しておかしくないですか?

どこかで何かをもらって来て
それが分からず過ごしている中で
嫁は患者を”人殺し”と呼ぶ状況は
倫理上どうなのでしょうか?

そこまで立ち入った意見を叫ぶのであれば
三ヶ月に一度程度の定期検査を受けて
きちんと検査結果を元に発言すべきですよ。
どうせ最後のご主人の検査データは
一年とか二年前でしょう?

それからあなたにこっそりとまた
不特定多数と性交渉を持っている可能性は
本当にないのでしょうか?

最後に検査してから
何も感染していない確率は
どれ程なのでしょうか?

信じれば100%大丈夫なのですか?



きちんと考え実行し
再構築して信じる。

お宅の家庭では
それで大丈夫なのですよね?

それで大丈夫なのであれば
HIVは家族に告知せずとも
実行すれば二次感染しませんし
その行為は”人殺し"ではないです。 

僕もきちんと定期検査で数値を計り
服薬でウイルス量を抑え
医師のアドバイスを元に行動している。
そして再構築して信じているからです。

実行して信じる行為。
僕とあなたと本質的に
何が違うのですか?

僕が違えばあなたもまた
違うのではないですか?

よってこれが
あなたの考えの元に出した
僕の結論であり
言わない行為が“人殺し"と異なり
家族に感染しない理由だと
僕はあなたに教えたまでです。



twitter等のよりオープンな
スペースをお持ちでいないのであれば
他の方の意見も踏まえ
お互いに考えてみましょうよ樫木さん。

過去コメント経緯

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選択の時間、進む時間、未来の時間

"時間 命 過程 未来”

最終的には僕がどう考えるかだ。

判断材料が揃って
どうしたいか考え
どういう判断を下すか。



父の検査結果がよくなかった。
想定していたいくつかの場合の
悪い結果であった。
"時間と現実”を僕達家族は
これから目の当たりにするのだろう。

判断材料の一つが出た。
後は僕の検査結果を踏まえ
治療時期をどうするか慎重に
僕は判断しようと考えている。

もう一つの結果で出ないと
どうしても決断はできない。

確かに決断はできないのだが
時期を延期できるようであれば
延期しようと考えている。

副作用で精神がままならない状態で
父と向き合う行為は
“やり残した”感覚に近いかもしれない。

それって僕が示す
はたして正解だろうか?



"治療を優先させる”

体を第一に考えると
正解で正しいのかもしれない。

"やり残し”とか”考え”とか
思想や感情を第一に考えると
果たして正しいのだろうか?

どう決断するかは
もう少し時間をかけて
医師の判断を踏まえ考えたい。

猶予があれば
僕の治療を後回しにして
薬で僕の精神がやられない状態で
父と歩みたい。

僕は万全に向かい合える状態で
限られた時間を進みたい。

例え僕が少々体調を崩しても
究極の二者択一で僕が父を選ぶなら
それはそれで正しいのではないか。

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プロフィール

ぽけんた

1982年生まれ、九州在住、HIV患者。2013年8月15日に〈いきなりエイズ〉を発症。闘病の記録と正直な気持ちを綴っています。見て頂いた方のお役に立てれば良いです。

服薬
【抗ウイルス薬】
ビクタルビ
【その他】
ネリゾナ軟膏
〔2023年1月現在〕
検査数値 (CD4・RNA)

〈2018〉
450ぐらい・検出値以下 (2/7)
〈2016〉
450ぐらい・29(5/25)
〈2015〉
369・検出値以下(6/8)
〈2014〉
269?・32(4/7)
169・20(3/10)
121・20(2/10)
〈2013〉
110ぐらい・74(12/16)
97・? (11/25)
81・460 (10/7)
155・4000 (9/13)
30・430000 (9/5)
48・? (8/15)
ぼやき
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