これが僕のHIVとの生き方

2013年8月にエイズを発症したHIV患者の闘病記です。日々の生活と素直な気持ちを綴っています。

2018年09月

抗うつ薬の減薬と離脱症状

先々週の心療内科の受診から
抗うつ薬を減薬している。

一錠、半錠、一錠、半錠
と一日置きに半錠にし
様子を見ているところである。

現在、服薬している抗うつ薬は
蓄積し効果が出る。
よって抜く時も
減薬してしばらくは
効果が継続する。

一週間頃に離脱症状が
出始めると
心の準備をしていた。

案の定、一週間後頃に
実感は出来ないが
違和感があり

この二、三日は
倦怠感というか
体の重さがある。

今は体調が悪く
頭痛、朝の体の重さ
お腹空いたが
食べるのが面倒だったり
どうもバランスが悪い。

ここが踏ん張りどころなのか?

こういう時は家族に
感情をぶつけそうで
距離をとる。

部屋で静かに過ごしているが
愛猫と戯れると気が紛れる。

変わった性格の猫で
色んな表情を見せてくれる。

今は”ツチノコ”のように
カーペットの上で
ヒョロんと何とも言えない
格好でうとうととしている。

この仔は拾って助けたのだけれども
今は逆に助けられている。 

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海外診療とワクチン

今日は仕事を午前中で早退し
午後は病院へ向かい
海外診療を受けた。

母子手帳を持参するように
言われていたのだが
あいにく手元にないようで
母に乳児の予防接種の状況や
感染症の既往を確認しておいた。

その内容を担当医に話し
今回のタイへの渡航に際し
何のワクチンを打つか
決めて処置をした。



僕は乳児の時に
”おたふく風邪”をこじらせ
肺炎になったのが原因で
ワクチン接種を受けていないようだ。

その説明を医師に伝えたところ
『全く打たないというのは
ないんじゃないのかな?』
という返答であった。

諸々の感染症は患ったらしいが
母子手帳がなく、もう36年も前の
内容であっては
不確実な事実でしかない。

何のワクチンを打とうか
迷ったが

当初予定をしていた
”A型肝炎”、”B型肝炎” はもちろん
医師から勧められた”破傷風” 

僕は”風疹”のワクチンを希望していたが
あいにく風疹のみのワクチンがなく
”麻疹”との二種混合ワクチンを打った。

計4本。

どう打つのかな?と思っていたが
両腕に2本ずつという
初めての注射の打ち方。

こんなにワクチンをまとめて打つ
機会ってそうそうないから。

そして会計が¥23,000…

肝炎は四週後と半年後に
再度打つ為
合計すると飛行機代よりも高い。

”B型肝炎”のワクチンは
機会があれば打ちたかった為
今回が良い機会であったのかも。



帰りにパスポートの
申請を役所で行なった。

来月の初旬には
パスポートが出来上がるそうだ。

航空機予約も終わったし
あとはバックを買わないと。

現地で使えるSIMを
Amazonで買って
乗り換えの上海国際空港で
どうネットをするか
具体的に決めなければ。

まずはワクチン接種が終わり
ほっと肩の荷が降りた。

海外久々だから楽しみ。

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カウンセリングと減薬・怠慢

今日はカウンセリング。

診察時間を勘違いしていた為
大幅に遅れてしまい
先生に迷惑をかけてしまった。

その為、話したい内容から入った。



7月末から精神状態が
上がり過ぎており
具体的な実感をしたのが
8月に入ってから。

金遣いが荒くなり
やたらとテンションが高い。

睡眠時間も1時、2時に就寝し
5時に起床。
そこから二度寝をし
6時半ごろには起きる。

木曜日までは
この生活サイクルで持つのだが
金曜日には流石に
スタミナ切れを起こし
帰宅して寝落ちしてしまう。

この状況を先生に話した。

心療内科でお盆期間を利用し
減薬を打診されたが
実際には減薬に至らなかった旨も。



減薬したいし、すべきなのだが
今ひとつ前のめりにはなれない。

今の精神的に"上がった"状態の
おかげで家族関係がうまくいっており
甥っ子姪っ子との関係が
今までの中で最も好調である。

これに加えて
以前、抗うつ剤が切れてしまった際の
体が重くて動けない状況への
恐怖が足かせになってしまう。



何かのきっかけを欲しく
先生にアドバイスを伺った。

今までの僕の状況や
副作用に対する神経質さ
から判断して
土曜日にまずは半錠に減薬を
してみてはどうかと打診を受けた。

日曜日に調子が
悪くなってしまったら
半錠を持ち運びで忍ばせておいて
出先でも飲んでみてはと。

確かに半錠を持ち運びすれば
安心できるし
減薬にも踏み切れる。



早速、今週の土曜から
試してみるつもりである。

抗うつ剤で支えられていると
抜くのが苦労するのだが

薬剤で自分を形作っている
仮の姿から
本来の自分へと戻す時期なのだろう。

今となっては
本来の自分がどうだったかさえ
忘れてしまっているのだが。

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生れる者、死ぬ者

”人生ってよく出来ているな”

なんて
この頃つくづく
僕は思うのだ。



先々週に
祖母の妹が亡くなった。

半月前に会った
ばかりであった。

半月前のお盆に
母と叔母に連れられ
祖母の実家へ行った。

祖母の実家へは
行った経験がない為
初盆参りがてら
僕に祖母の育った環境を
母は見せたかったようだ。

初盆参りでは
僕の地域は親戚がみえると
一人分の食事をお膳に乗せ
振る舞う風習がある。
一般常識的なものなのだ。

自宅へ上がりお参りした後
お茶だけが出された。

食事を想定した
包みをこちらは
しているのだけれども。

非常識な対応に
隣に住む祖母の妹が
慌ててこちらに上がって来て
自宅で上がって帰りなと
お茶を勧められた。

そこで、おはぎを頂き
雑談を交わした後
帰宅の途についた。

90近いのだが
背が伸びてて元気であった。
久しぶりに会えてよかったと
帰りの車内で語り合った。

先々週に訃報が入った。

自宅で倒れていたようだ。
恐らく心不全なのだと。

お通夜で
母の名前は、おばさんが付けて
おばさんは自分の子供にも
母と同じ名前を付けた事実を
僕は知った。

兄弟の中で母だけが
一時期、おばさんと
暮らしていたらしい。

母はおばさんに小さい頃から
懐いていたようで
おばさんも母には
特に可愛がっていたようだ。

それだけに
普段通りのいつもの母であっても
どことなく何かが無くなった
感情が汲みとられた。



先週、兄の四人目が生まれた。
そして今週から嫁と赤ちゃんが
自宅に帰って来た。

体重が少なめで生まれた為
とにかく小さい。
女の子。

自宅に子供が四人いるのを
想像すると
うるささにげんなりするのだが
赤ちゃんを見ていると
なんとも言えない
穏やかな気持ちになる。 

どこを見ているのか
くりくりっと目を開けて
きょろきょろと見つめる。

まだ大きい声で鳴く程
成長していない為
小さな声でぎこちなく泣く。

これからどうなるのだろうか?

叔母が家の手伝いで
泊まり込みで来てもらってる為
大人数でワイワイと
賑やかな状態である。 



僕はよく
”自分がHIVにかかってなかったら?”
”あのまま東京に住んでいたならば?”
と物思いに更ける。

東京に住んでいたとしても
父の病気と残された時間を考え
何もかも東京に残し
田舎に帰って来ただろうし

HIVにかかってなかったとしても
それはそれで幸せの反面、苦労もあるし

HIVにかかったらかかったで
障がい者の気持ちや、病人
鬱に陥ったからこそ鬱病の人の苦労
不眠症もそうだし、差別される側。
見ようとしても見れない経験を
HIVだからこそ出来ている。

HIVであっても
天職と思える仕事に巡り会え
生活もなんとか回っている。

これはこれで悪くはないのかな
人生ってよく出来ているな
なんて最後には
ほんわかとした結論に至っている。

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通院とワクチン接種

先日の水曜日は通院日。

っていうか
数日経ってから
記事を書いて更新とか
どうなの?



皮膚科からの診察。

今回から抗ヒスタミン薬の
減薬を考えてはいたものの
二週間前ぐらいから
急に痒みが強くなった。

ピークは過ぎたようで
落ち着きつつはあるが
皮膚の状態が好調
とまではいかない為
このまま継続をし
減薬は次回に伸ばした。



次の感染症科では
前回の採決結果での
ウイルス量を伝えられた。

微量ながらウイルス量が
検知されている。

この値だと治療は順調であり
変異株も疑わないのだけれども
検出値以下とはならない結果に
毎日の服薬の成果を
実感するには至らない。

CPAPは眠剤が
安定しない日が続き
睡眠時間が短いと合わせて
つけ忘れ、外してそのまま寝落ち
の日も散見され
散々な結果である。

この辺りは
プレッシャーにならない程度に
ぼちぼちと進めて行くつもり。



海外渡航の話をした。

先日、担当看護師に
海外渡航の旨を伝えていた。
その具体的な返答や
相談をしたかったのだ。

担当医はどうやら
”海外診察”というものを
やっているようである。

海外に渡航する人向けに
ワクチン接種であったり
患者が海外渡航する際の
サポートをしているようだ。

タイの田舎に行くようであれば
複数のワクチン接種を
しておいたほうが良いと
勧められた。

その中にA型
B型肝炎ワクチンがあった。

B型肝炎ワクチンは
機会があればと考えてはいたので
海外渡航をするか否かに限らず
これを期にしてもいいのかな。

バンコクに行くとしても
A型もしておいた方がいいのかも。

英語の説明書きは
メーカーから取り寄せなくとも
担当医が英語で書いてくれるようだ。

まだ従兄弟と
日程の打ち合わせを
していないし
そもそも行くのかどうかも
曖昧な為、具体的に
早々と決めないといけない。 

行くのであれば
今月の末までには
タイ行きのチケットの購入と
第一回目のワクチン接種を
しておかなければならないからね。 

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プロフィール

ぽけんた

1982年生まれ、九州在住、HIV患者。2013年8月15日に〈いきなりエイズ〉を発症。闘病の記録と正直な気持ちを綴っています。見て頂いた方のお役に立てれば良いです。

服薬
【抗ウイルス薬】
ビクタルビ
【その他】
ネリゾナ軟膏
〔2023年1月現在〕
検査数値 (CD4・RNA)

〈2018〉
450ぐらい・検出値以下 (2/7)
〈2016〉
450ぐらい・29(5/25)
〈2015〉
369・検出値以下(6/8)
〈2014〉
269?・32(4/7)
169・20(3/10)
121・20(2/10)
〈2013〉
110ぐらい・74(12/16)
97・? (11/25)
81・460 (10/7)
155・4000 (9/13)
30・430000 (9/5)
48・? (8/15)
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