“ハーブを決めて”

「なんだそれ」



以前の事だが
何気なくHIV患者が綴る
ブログを見ていた。

その中で脱法ハーブに
関する記載があった。
その記載内容が妙に
僕の中に引っかかった。

池袋の暴走車事件が起きた。
原因は”脱法ハーブ”だ。

薬物に関する今の僕の考えを
今日は残そうと思う。



5meoやRush。
僕達の時代はすぐに
手に入るものであった。

コンビニに色とりどりの
ペットボトルが並べられているように
あの当時は陳列棚に数多くの
Rushが並べられていた。

それだけに僕達世代の
薬物に関する認識は
一般人とは少し違うかもしれない。
薬物汚染が進んでいるのだ。

ブログ上の脱法ハーブの記載を読み
何が僕に引っかかったのか
僕は自分なりに考えた。


"肯定するもの”


それ故、僕は違和感を
覚えたのかもしれない。

法に触れなければ
薬物は肯定できるもの
なのだろうか。

違う。



薬物は所詮は物質でしかない。

どんなに心の隙間に入り込んでも
粉は粉でしかないし
葉っぱは葉っぱ。液体は液体でしかない。

どんなに愛や快楽の足しに使っても
物質以上のものにはなり得ない。



肯定・否定。
その判断を下さずに
まずは今回の池袋の事件を振り返る。

たった五千円そこいらの葉っぱ。
そんなものが原因で人生詰んだ。

どれだけ後悔しても
亡くなられた被害者は
生き返る訳でもない。

罪が消えるものでもないし
薬物がキマったアホ面は
インターネット上からは消えない。

実家の住所も
家族の顔も
何もかもだ。

一生”池袋のハーブの人殺し”だ。
どんなに時間が経過しても
罪を償おうと努めても
それが消えるものではない。

人生の爪痕が五千円だとすると
到底釣り合わないものだと
僕は感じて仕方ない。

そう強く思えば思うほど
薬物は決して肯定はできないのだと
僕は考えるのだ。

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