『相談は医療費の支払いの場合です』

ソーシャルワーカーの位置付けを
通院先の病院に僕が問いた時
そいういう答えが返ってきた。

生活上の問題が出た時。
診療心理士への相談でも
担当医でも看護師へでも
ない問題があった時。

ではその問題を患者は
どう解決すべきなのか。

闘病の生活上の問題は
あくまで患者本人で解決すべき
問題なのだろうか。

じゃあ"ソーシャルワーカー”
という仕事はなんだ?

軽々しく患者の前で
ソーシャルワーカーと言うな。
相談員と名乗れ。



ソーシャルワーカーという
担当員の位置付けは
病院によって大きく違う。
僕はそれを知っている。

“制度の説明の為の人員”
という位置付けから始まり

”患者が闘病生活を送るうえで
社会福祉の立場から
問題解決をはかる人員”

との病院それぞれの考え方の
落差を経験したからだ。

今の病院はどうだろうと
担当医や担当看護師に聞いたところ
今度は”支払い相談の為の人員”
という位置付けのようだ。

支払い能力があって
生活上の問題を抱えている患者。
その患者は今の病院が呼ぶところの
"ソーシャルワーカー”が
対応する範囲ではない
ということなのだろうか?

若干戸惑いと憤りを感じたのだが
この治療環境で自分の気持ちを
発しても何もなさない。
ここはこういうところなのだ。



ソーシャルワーカーを知らない人は多い。
またソーシャルワーカーと
呼べない人に対応してもらっている
患者も多いのではないか。

僕は本来のソーシャルワーカーと
呼べる人に対応して頂いた経験がある。
だからこそ納得できない部分がある。

制度の説明だけの担当や
支払いの相談の為だけの担当であれば
“ソーシャルワーカー”なんて
もっともらしい担当名を名乗るのは
僕はどうしても納得できないのだ。

それは本来の
“ソーシャルワーカー”ではなく
ただの”相談員”だ。