いよいよ入院の日程を決める。



一人で残業をしていたところ
総務課の課長が
僕の元へ訪れた。

先日有給の日数の
確認をお願いした後
それから数日経った会話が
今日であった。

詳しく心境や考えを
伺いたいのであろう。

皆が帰宅した後
僕は本音を話した。

健常者という嘘を外して
“病人”としての顔で。



”仕事”をしている時間は
僕の中で大きい。

体を優先すべきなのは
十分に理解している。

それでも“仕事での自分”を
おざなりにしてしまうのは
僕には腑に落ちない。

「仕事も治療も
どちらも獲りたい」
と僕は伝えた。

後日
専務と総務課の課長
直属の上司を踏まえ
具体的な話をする予定だ。

それにより
部署の戦力から外されても
それはそれで覚悟はしている。

しかしながら本心で
僕は納得できるのだろうか?



最近、気持ちが難しい。

肝炎治療の開始の日程が
迫るにつれて
不安が大きくなる。

何が不安なのか
明確にできないまま
ただ漠然と不安なのだ。

具体的な話を進めないと。

今回、面談の機会を
設けてもらったのは
きっと正しい判断だろう。

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