父の法要に
呼ばれてませんでした。

正確に書くと
呼ばれていたのか
呼ばれていなかったのか
わかりませんでした。

結果、参加しませんでした。



日曜日に
父の三回忌があったようだ。

朝の来客で
僕は今日が
三回忌だと知った。
今から行われることも。

まさにこれから出かける時に
姉の喪服で気がついた。

母にその旨を問いただすと
年末に言ったと返答があり
僕は聞いてないの
押し問答になってしまった。

母曰く
年末に言った。
普段会わないから
本家の玄関に
焼香順の紙を置いていたし
僕のポストにも
席順の紙を入れていた。

僕の主張は
それは聞いていない。
自分宛の書類かどうかも
わからないものを
開いてみるのはそれこそおかしい。
ポストはほとんど開けないし
会わないなら会わないで
書類等の旨は
なぜ電話でも連絡しない?

このようにお互いが
全く噛み合ってない。

最後は
「どうぞご勝手に」と
僕は外出予定を通した。

帰宅後、兄に呼ばれたが
家族の何もかもに腹が立ち
聞こえないふりをして通り過ぎた。

顔も見たくない。
もう、ほっといてくれ。



怪訝そうな父の夢を
見るのだろうなと思っていたが
昨晩、やはり父の夢を見た。

幼稚園ぐらいの僕だろうか?

懐かしい青の
大きいトラックに揺られていた。
父と母の間に座り
父が住む遠くの街へ
向かう夢だった。

懐かしい香りがした。



小さい頃の僕は
母に甘えがつよい
子供であった。
母がいないと
泣いてばかりいた。

今や真逆であり
お互いがぎくしゃく
しているばかりか
心の底で裏切りを許せないという
感情の根がある。
兄にも同じくだ。

遺産の相続がHIV故に
母に拒否されてしまい
以来、僕が家族を受け付けない。
何だろうか。

家族関係の修復を
僕は放棄している。

HIV患者としての考えを
何も言葉にできず
家族からの一方的な言われ方に
ただただ耐えるのみに
疲れてしまったからだ。

嘘でも良いから
家族の一員を演じられると
楽なのだろうが。

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