”鬱と不眠症”

母の誤った考え方は
なかなか修正ができない。 

そこには母なりの
希望があるからだろう。 

しかしながら
希望は希望であり
その域からは
正しい答えは出ない。 

現実は現実であり
やるべき内容を
すべきだからだ。



昨日は母に火曜から
入院する旨を伝えた。

家族には自分にとって
伝える必然性がない為
何も言わず入院するつもりだ。
いざという時に
家族と僕との溝の調整を
母にしてもらわなければならない為
母だけには入院を伝えた。

CPAP開始に伴って
機械の使用方法と
実際に検査データが回収できているか
確認の為だと言った。

内容を伝えると
毎度、母親として心配が 
湧いて出るのがこちらにもわかる。

心配から希望に移り
のちには批判になるのだ。



『あんたも忙しいね。

CPAPなんて若いから
しなくてもいい。

大体、不眠症とか鬱なんて
薬をずっと飲んでいるから
それが蓄積されて
狂ってくるんだ!

そんなもの飲まないで
自然に任せて
なんとかしないといけない。

不眠症の人の気持ちが
わかってないとか言うけど
私、不眠症でもないし
わからないのが当たり前。』 



この調子で
支離滅裂な主張が
何度始まったことか。 

母は看護師である。
僕に関係している
専門医や薬剤師の行為を
なんだと考えているのだろうか。

看護師として
この意見はまずいだろ。
うんざり。

以前は母の支離滅裂な主張に
こちらも専門知識で反論していた。
それももうしない。

この支離滅裂な主張の裏側には
母親としての純粋な
健康を願う気持ちがあるからだ。

鬱とか不眠症。
その為の薬を飲まないで
健康に生活をして欲しいと。

純粋だからこそ
頑なに支離滅裂なのだ。



鬱と不眠症。

対処としては
僕の場合、二通りしかない。

一切薬を飲まず、仕事も辞めて
ただひたすら家にこもり
家族の援助を受け
たっぷりと時間をかけて治すか。

反対に
薬を服薬し
社会生活を営みながら
他人と同じ当たり前の生活の中で
治していくか。 

私たちが全て援助もするから
薬を飲むのを辞めて欲しい。
というのならば、それが楽だから
すぐにでもそうするのに。

心療内科にかかり
服薬しながら社会生活を送るのが
”甘え”ではないという事実を
鬱や不眠症のマイナスイメージからか
なかなか見ようとはしない。

自分が何をすべきか
どういう手順で完治するのか
僕は道順を見据えている為

人が何を言おうと
そこから何を拾って
何を拾わないか
冷静に選んでいる。

まぁ、人の意見なんて
自分に有益なものだけ
拾っていけばいいし。

全て拾っていたら
馬鹿らしいからな。

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