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身体障害者手帳交付申請書を提出した。

朝、書類の記入漏れがないか再確認した。
証明写真をまだ貼っていなかった。
AIDS発症してから体重が落ち、顔に発疹
ができている今を貼る勇気がなかった。
手元にある数年前の元気な姿の
写真を貼った。

役所に着くと、
障害者として生きる不安の中、
複雑な気持ちで書類を手渡した。

僕は今働いていない。
無職な為、保険料・年金納付、これから
障害者認定された場合の納付相談をした。

保険料は現場のままの支払い。障害者認定
されてからも現状のままの支払い。

年金は無職による免除申請が
できるようだ。障害者認定されてからも、
基本的には支払いは変わらない。
だが、障害年金の等級で年金の
免除になると案内された。

様々な手続きがわかりにくく、
僕には理解が難しい。

田舎には相談機関もない為、
自分自身で調べて申請する必要がある。

情報を調べると他県のものだが、
住民税や所得税免除、その他の税の
免除の記載を見つけた。

記載の一部に、〈免除制度は障害者への
偏見や、障害者である故の社会からの
損害を埋めるもの〉とあった。

僕はこれから障害者として
やっていけるのだろうか?

気持ちがまだ整理できないまま、
手続きがだけが進んでいく。